■当ページの管理人・責任者は、田部勝也です。
■このサイトは、A4用紙での印刷に最適化されています。
■最終更新日：2016年9月4日(日)4:10
■コンパで血液型の話になったら……（私の場合）。

 いままでずっと良心を痛め続けていた人たちへの、ちょっとしたヒント──　

コンパや飲み会などの席で血液型性格判断・血液型人間学の話になって、「レッテル貼り大好きな差別主義者・優生学信者がっ！」とか内心憤慨しながらも、場の空気に逆らえず、苦笑いして話題が過ぎていくのをじっと耐えている人のために、あんまり大したモノではありませんけど、私がいつも使ってる方法をちょっと紹介。
根本的な問題の解決にはなっていないのは百も承知の上で、とりあえず自分の身を守る（自分の良心を守る）事だけを優先しています。まぁ、野放しにしているよりは良いかな……くらいのモノだと思って下さい。
 
 「血液型性格判断」「血液型人間学」参考リンク（外部リンク）──　
■『血液型の話』（奥原賢二氏）
■『血液型性格分類 - Wikipedia』（ウィキペディア（Wikipedia））
 
■このページのトップへ。

【パターン・1】ここにはいない誰かの陰口・悪口（に仮託した血液型人間学批判）で盛り上がる――　
「ねぇねぇ、田部さん、血液型は何型？」
「え、オレ？　■型。趣味は献血です(笑)」

そう言うと、たいてい笑いがとれます。何冊も束ねられ使い込まれた献血手帳を出したりして、ちょっと献血の話題で盛り上がったところを見計らって……。

「そういえば、オレの幼なじみがいてさ。むりやり献血に誘ったの。そいつ、ずっと『自分は典型的☆型人間だぁー』とか言ってたのに、いざ調べてみたら、□型でさぁ。そしたら、すっげー落ち込んじゃって(笑)。『ありえないっ！　そんなわけないっ！　もう一度調べてくれっ！』って言い出して……(笑)」

これは私個人の体験談（実話）なんですけど、ここまででなくても、こんなふうな「☆型だと思ってたら□型だった〜」的な（多分よくある）話題を「笑い話」として出してみましょう。人に血液型を聞いてくるようなろくでなし無邪気な人ならば、この手の話は必ずいくつかは知っているもので、たいていは乗ってきてくれます。自分から「そういえば、あたしもぉ〜」と、体験談や人から聞いた話などを語ってくれたりまでします。
ここまでくれば、もうこっちのモノです。合コンの場で血液型の話題を出すようなくだらないノリのいい人は多くの場合、自分というモノを持っていない、その場の空気に左右されるだけのいい加減な協調性に優れた柔軟な人間ですから、「血液型性格判断なんて、アテにならないよねー(笑)」という雰囲気には、すぐになります。とりあえず、これで精神衛生上の問題は回避されたと言って良いでしょう。
ここでやめても良いですけど、場の「空気」を見定めて、さらに突っ込むことも可能です。

「なんつーかさぁ、血液型なんかで、自分の性格や他人の人格を決めつけるのって、ヤダよねー。この前、ネット、見てたらさぁ、『ずっと付き合ってたのに、彼の血液型が◇型だと分かった途端に好きになれなくなって別れた』とか『生まれてきた自分の子どもの血液型が◆型で、相性が最悪で、子育てしていく自信がない。自分と夫の間には◆型の子どもが生まれてくる可能性もあるということは分かっていたのに、子どもを作ってしまった自分はなんと最低の人間なんだろう』とか真剣に悩んでる人がいたよ」

こういった話にも自然ともっていけるはず。
注意しなければいけないのは、血液型の話題を最初に出した人も含め、「ここにいる人はそこまで信じ込んでいる／信じ込んじゃいそうな人はいるわけないけれど、世の中にはヒドイ人たちがいるよねー」という「空気」ができていることをしっかりと読むこと。できれば、このあたりでタイミングを見計らって、最初に話題を出した人に、こちらから「え？　まさか、別に信じてるわけじゃないでしょ。ネタだよね、ネタ(笑)」とか振ってあげると良いですね。必ず逃げ道を作ってあげることが、何よりも大切です。
その上で、あくまで「ここにはいない誰かの陰口・悪口で盛り上がっている」という形にすること。合コンで血液型性格判断の話題を出すようなつまらない流行に敏感な人ならば、たいてい他人の陰口・悪口は大好きなんで、多くの場合、結構盛り上がります。
ここまでくれば、こちらのほうも、場がしらけることを心配せず、思う存分、血液型人間学・血液型性格判断の批判をすることができます。ここまでこなくても、場がしらけることなく、かつ、自分の良心も痛まないまま、自然と別の話題になってくれているはず。
ポイントは、いかに自然に「☆型だと思ってたら□型だった〜」的な「笑い話」を出せるか――に尽きます。
■このページのトップへ。

【パターン・2】正攻法に「血液型で先入観を持たないで」と主張する――　
「ねぇねぇ、田部さん、血液型は何型？」
「え、オレ？　■型。でも、日頃から“自分はどういう人間になりたいか”をいつも考えながら、自己啓発を頑張ってきたから、今では誰よりも○○○な性格だよ(笑)」

もちろん、ここでは笑いをとらなければならないので、「○○○な性格」には、あまり良いとは言えない性格を入れます。たとえば、A型ならば「誰よりもずぼらな性格」、O型ならば「誰よりも根に持つタイプ」、B型ならば「誰よりも神経質」、AB型ならば「誰よりも直情的」あたりでしょうか。つまり、「自分の短所を（的外れな理由で）正当化するお間抜けさん」を演じて、笑いをとるわけです。
■このページのトップへ。

【パターン・3】我慢する必要なんてない。肉を切らせて骨を断つ――　
「ねぇねぇ、田部さん、血液型は何型？」
「何でも血液型で判断しようとする人、うっとうしい」
「タイプを分けて決めつける人、うんざりする」
「自分の性格や交遊関係のダメダメなところを血液型のせいにする人、最低」
「お前が○○○な性格なのも、■型の人と相性が悪いのも、血液型のせいじゃない。血液型のせいにしてしまうお前の性根の悪さ・心の弱さのせいだ」

もちろん、場の雰囲気は最悪です(苦笑)。
でも、なにかにつけ血液型を聞いてきては、人のことを決めつけるような最低のカス心の弱い人に、内心憤りを感じている人たちは、あなたが思っているよりも、実は遥かに多いことに気づくべきです。皆、本心では、あなたの勇気ある行動を待っているのです。たとえば、『何かというと血液型性格分析を持ち出す同僚がうっとうしい。 - ゆうきゆうの人生岐路岐路クリニック - 女子まぐ！』を見てみて下さい。
そもそも、100万歩譲って、本当に血液型と性格に関連があるのだとしても、それは「男性よりも女性のほうが平均的に身長が低い」という話と同じで、本人を目の前にして血液型で性格を知ろうとするのは、採用面接に来た吉田沙保里に向かって「あなたは女だな。女は腕力がないんで、あなたは要らない」と言い放つようなものです。
そんな、なにかにつけ血液型を聞いてくるような無神経かつ人を見る目がない無能なマイペースな人たち、明らかに非倫理的・反社会的な言動が正々堂々と非難されてさえ、非倫理的・反社会的な人を擁護しようとするような太鼓持ちの日和見主義者心優しき人たち――そんな人たちを排除しても、そんな人たちがあなたから去っていっても、なお……いや、そんな人たちがあなたの周りにいないからこそ、あなたのまわりには、とても素敵で魅力的な人たちが、本当に実り多き豊かな人間関係があるのを知ることができるでしょう。
■このページのトップへ。
■このサイトは、A4用紙での印刷に最適化されています。